2012年10月15日

「お母さんのための放射線勉強会」を開催

「お母さんのための放射線勉強会」を開催


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福の鳥プロジェクト主催により、「お母さんのための放射線勉強会」を開催しました。
第1回は2012年7月22日(日)に福島市のコラッセふくしま、第2回は2012年8月26日(日)に伊達市のつきだて花工房で行い、いずれも50名を超える参加者が集まりました。

20120722_02.jpg放射線に対する詳しい知識を身に付けていくことは、福島で暮らしていく私達にとって重要なことです。しかし放射線に関する情報は、難しい専門用語も多く、なかなか理解しづらいのが現状です。
子どもと家族を守るお母さんが日頃の不安や疑問を少しでも解消できるように、放射線に関する基礎知識から健康に与える影響まで、分かりやすい例えを交えながら解説しました。

第1回の講師は渡邉正己先生(京都大学名誉教授)、立花章先生(茨城大学教授)、宇佐美徳子先生(高エネルギー加速器研究機構講師)の3名。第2回の講師は第1回に続き渡邉正己先生、松田尚樹先生(長崎大学教授)、三谷啓史先生(東京大学教授)の3名でした。
いずれも日本放射線影響学会に所属する放射線に関する研究の専門家です。
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勉強会では本題の前に、放射能に関して世間でどれだけ誤った認識がされているかということについて、全国チェーンスーパーや報道・インターネットなどでの事例を紹介し、正しい知識を持つ必要性を解説しました。
続いて放射性物質について、専門的な知識にも触れながら、どのような性質を持っているものかを解説し、最後に人体(特に子どもの身体)に対して、放射線がどのような影響を及ぼすかを分かりやすい例示とともに解説しました。

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最後の質疑応答では、甲状腺、住んでいる場所の線量、農作物(食)への安心などについて質問があり、先生方はその一つ一つに丁寧に回答していました。

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当日は小さいお子さんをお持ちのお母さんも気軽に参加できるようにと、ボランティアの方の協力もあり、託児所を設置しました。


福の鳥プロジェクトメンバーからも放射線の問題への取り組みを紹介しました。
スーパーいちいは、いち早く測定器を購入し商品のを検査し情報を公開し続けています。環境分析研究所の菊池社長は自ら母親として安全を確認するためにゲルマニウム半導体検出器を購入して検査を続け、地元の方の不安を解消しています。つきだて花工房でも測定器を導入し、自ら直売所に並ぶ商品を検査して、食の安心を発信しています。

お母さんたちは、メディアや口コミなどから情報を収集しています。たくさんの情報があふれていて、何が正しいのかいまだに不安を抱えています。そんな中でも、自分で情報を確認し、行動に移していくことが大事だと感じます。
今後も福島に住むお母さんたちの知りたい情報を伝えていきたいと思います。

【参加したお母さんたちの声】
基礎知識や人体への影響など、詳しい話を聞いて少しむずかしいところもありましたが、このような勉強会に何度も参加することが大事だと思いました。

内部被曝・外部被曝という言葉を聞くだけで不安でしたが、子どもたちにストレスを溜めさせないバランスの良い食事をとることが一番だと感じました。

飽きさせずに噛み砕いた勉強会で、配布されたQ&Aの資料も、住んでいる人の率直な疑問と分かりやすい回答が書かれていて今後疑問を抱いた時に参考にしたいと思いました。
posted by fukushima-fight at 13:41| がんばってる人・会社