2011年05月04日

復興こけし(伝統こけし工人 陳野原 幸紀)

100_imgjinnohara.jpg福島市の土湯こけし工人の陳野原幸紀様にお会いしてきました。
土湯温泉の現状をお聞きすると、温泉街には観光のお客様の姿はなく、いつもなら夜になると宿泊のお客様でお店もにぎわっているのですが、震災後は真っ暗な状態が続いているそうです。
現在は、浜通りの被災者の方々が旅館で暮らしています。そこには、旅館もお店も風評被害に悩まされているのが現状で、土湯の再建に向けて動いているそうです。
震災後は、「こけし祭り」が中止、全てのイベントが自粛で中止になっています。

陳野原様は「震災中はなにも出来ないから、復興こけしをつくってみたんだ」と実物を見せてもらうと、こけしが蓋になっていて、その中には小さなこけし約30体が寄り添っていました。陳野原様は「この復興こけしは、寄り添って皆で頑張っぺ!!という気持ちを込めてつくったんだよ」と穏やかな表情で話されました。
本当に、こけしの表情が一体一体違っていて、何か話しかけているようにも感じました。
陳野原様は、「毎日こけしの表情は違うんだよ。自分が悲しい時は悲しい顔になるし、うれしい時は、笑っているようにみえんだ」と…。
最後に、「伝統を守りながら、現代風のこけしをつくり多くの人にこけしの魅力を伝えていくことも大切なんだ」と話されました。私も陣野原様のお話は心に響きます。福島の良さを多くの人に知ってもらうことが‘福島らしさ’を伝えることなのだと実感しました。
陳野原様から一言、「動きながらやるしかないんだ!!」


伝統こけし工人 陳野原 幸紀
posted by fukushima-fight at 23:43| がんばってる人・会社